【ソフトバンク編】プロ野球投手!年間ストレート最速ランキングベスト5!

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ここ数年のプロ野球を見ていて、投手の投げるスピードが以上に早くなっているような気がします。出てくる投手のほとんどが150キロという数値を超えてきます。

それはもちろん科学的なトレーニングなど投手本人の努力による成果だと思いますが、一体、どのくらい球速がアップしているのか気になったので、以下のサイトのデータを用いて球団別に球速トップ5を調べてみました。

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2012年~2024年の13年間の球速ベスト5【福岡ソフトバンク編】

今回は福岡ソフトバンクの2012年~2024年の13年間の年度別球速ベスト5を調べてみました。またその投手にとってどんな一年だったのかを振り返っています。

【2012年最高球速ベスト5】

ランキング選手名球速(キロ)
NO.1ファルケンボーグ154
NO.2陽 耀勲153
NO.2岩嵜 翔153
NO.4川原 弘之152
NO.5武田 翔太152
NO.5大隣 憲司152
NO.5カストロ152

この年、ソフトバンクの中で一番速い球速を出した投手はファルケンボーグ投手で記録は154キロになります。この年、開幕からクローザーを任されていましたが、5月に右肩のケガで長期離脱。この年登板が23試合と、NPBでの実績6年間の中で最小となりました。そんなシーズンでもチーム一の球速をたたき出す姿はとても立派だと思います。

また球速2位は153キロで2人います。1人は当時日本ハムに在籍していた陽岱鋼の兄でもある陽耀勲投手でシーズン終盤は先発ローテーションの一角を任せてもらうなど活躍しました。

同キロ数で2位は岩嵜翔投手になります。この年オープン戦から絶好調で先発として活躍していましたが、途中から勝ち運に恵まれなかったことと、チーム事情からリリーフに転向。その後も先発とリリーフを経験し、クライマックスシリーズでも好投を見せる活躍をしてくれました。

球速4位は152キロで4人います。1人は川原弘之投手です。3この年2軍公式戦で当時日本人左腕最速となる158キロを記録し話題を集めました。2試合の登板に止まりましたが、入団後初の1軍マウンドを踏むことができました。

次は武田翔太投手になります。小学生時代にソフトボールやバレーボールを始め、中学時代は軟式野球部に所属。中学時代から最速142キロを記録しており、バレーボールのアタックを打つ際の腕の使い方を投球フォームの原点にするなどの探求心の持ち主。

続いては、大隣憲司投手。2011年オフからメンタルトレーニングを導入。開幕直後にローテの座をつかみ、初戦から10試合連続でクオリティ・スタートを達成するなどし、最終的には自己最多の12勝、防御率2.03、3完封など、とても安定した一年となりました。

最後はカストロ投手。5月25日に一軍昇格を果たしましたが、登板は3試合のみで防御率6.00と本来の力を発揮することはできませんでした。翌年2013年3月に行われた第3回WBCのドミニカ共和国の代表に選出されました。

【2013年最高球速ベスト5】

ランキング選手名球速(キロ)
NO.1ファルケンボーグ156
NO.1千賀 滉大156
NO.3五十嵐 亮太154
NO.3岩嵜 翔154
NO.5パディーヤ152

この年は156キロで2人が揃って1位になっています。1人目は、2012年に続きファルケンボーグ投手になります。2013年は41試合に登板し、防御率も2.04と良かったのですが、前年に続き故障に悩まされ、それがネックとなりその年の10月に退団という流れになってしまいました。

同じく156キロで千賀 滉大投手も1位となっております。前年の記録は149キロが最速となっており、まさに1年間で7キロも球速を上げることに成功しています。4月中旬からセットアッパーとして活躍しました。9月5日に肉離れで登録抹消となりましたが、それまで1勝4敗17ホールド1セーブ、防御率2.40と立派な数字を残すこととなりました。

3位も2人いて記録は154キロです。1人目は、前年からプラス1キロ増した岩嵜 翔投手になります。小学生の時に投手兼遊撃手として野球を始め、中学からは投手に専念。高校は、船橋市立船橋高等学校で2007年にソフトバンクへドラフト1位で入団。2013年は開幕から11試合連続無失点と上々の滑り出しも、その後の故障による影響などから、この年は、47試合に登板、1勝4敗14ホールド2S・防御率4.33の成績。またこの年より背番号は和田 毅投手が着用していた21に変更。

3位タイで2人目は五十嵐 亮太投手になります。北海道で生まれ、小学4年の時に千葉県へ転校。中学時代までは一塁手。高校への進学後に肩の強さを見抜かれ投手へ転向。1997年にヤクルトにドラフト2位で入団で、その後メジャー挑戦。日本復帰初年度となるこの年、7月に初セーブを挙げ、その後クローザーとして活躍。この年NPBで史上初の救援のみで通算50勝目を挙げた。

5位は152キロでパディーヤ投手になります。ニカラグア出身で、メジャーリーグ14年間で108勝。ソフトバンクでは、主には先発で登板し、この年16試合登板、3勝6敗3ホールド、防御率3.84の成績を残したが、その年の10月に球団から退団が発表されました。

【2014年最高球速ベスト5】

ランキング選手名球速(キロ)
NO.1サファテ159
NO.2五十嵐 亮太155
NO.2千賀 滉大155
NO.4武田 翔太151
NO.4森 唯斗151

この年の1位はサファテ投手。この年の5月20日の広島戦でNPB史上3人目の12球団からのセーブを達成。ストレートが速くこの年64試合にに登板、37セーブ、奪三振率12.64という驚異的な数字を残した。

2位の選手は2人いて、一人目は五十嵐 亮太投手になります。この年、サファテ投手の獲得によりセットアッパーとして開幕を迎える。一年を通して大活躍で、63試合に登板し、ファルケンボーグ投手の39ホールドを上回る44ホールドで球団新記録を樹立。

同じく155キロで2位に千賀 滉大投手が入っています。調整不足などで開幕を2軍で迎え、その後一軍に昇格しますが、6月に右肩の違和感で抹消となりました。検査では疲労ということで、そのままシーズンを終えるかたちとなりました。この年は19試合の登板で1勝1負3ホールド、防御率1.99という成績でした。

【2015年最高球速ベスト5】

ランキング選手名球速(キロ)
NO.1サファテ159
NO.2バンデンハーク155
NO.2ウルフ155
NO.4森 唯斗154
NO.4寺原 隼人154
NO.4スタンリッジ154

この年の1位もサファテ投手で、記録は159キロ。この年も大活躍で、8月9日には、パリーグ新記録となる29イニング連続三振の記録を達成する。またこの年は41セーブを挙げ、平野佳寿が樹立した40セーブを更新し、パリーグ新記録。

2位は二人いて、その内の一人はバンデンハーク投手です。前年、韓国サムスンで最優秀防御率(3.18)と最多奪三振(180個)のタイトルを獲得しソフトバンクに入ったが、外国人枠の問題で1軍での登板機会に恵まれなかった。しかし6月14日の広島戦で先発の機会を得ると、その後は先発ローテーションに定着し、9勝0敗とシーズン無敗の好成績を記録。

もう一人はウルフ投手になります。こちらは2014年に行ったトミー・ジョン手術の影響で2試合のみの登板に終わるが、2014年は最速149キロだったが、術明けの2015年に球速を6キロも上げてくるのは驚異的。

【2016年最高球速ベスト5】

ランキング選手名球速(キロ)
NO.1サファテ159
NO.1スアレス159
NO.3千賀 滉大155
NO.4岩嵜 翔154
NO.5五十嵐 亮太153
NO.5バンデンハーク153

この年の1位は2人いて、そのうちの一人はサファテ投手で、これで3年連続1位を獲得。僅差リードの場面での投球は安定しており昨年自らが作ったパリーグ記録のセーブ記録を2つ更新し43セーブを獲得。

もう一人はスアレス投手になります。開幕は2軍で迎えることになりますが、4月10日に1軍初登板。この年サファテに次いで、チームで2番目に多い58試合に登板。

3位には155キロで千賀 滉大投手が入っています。2015年から先発への再転向を行っており、その年は右肩の状態を優先させるため登板は少なかったのですが、2016年はキャンプから順調な仕上がりを見せ、開幕8連勝を記録しました。この年は25試合の先発登板で12勝3敗、防御率2.61を記録し、自身初となる二桁勝利となりました。

4位には154キロで岩嵜 翔投手。自身2012年以来3年ぶりのトップ5入り。この年は主にリリーフでの登板だったが、7月7日のオリックス戦で、5年ぶりに完封勝利。この年は35試合登板・4勝2敗9ホールド1セーブ・防御率1.95の好成績を収める。

【2017年最高球速ベスト5】

ランキング選手名球速(キロ)
NO.1サファテ159
NO.2岩嵜 翔156
NO.2バンデンハーク156
NO.4千賀 滉大155
NO.5モイネロ154
NO.5石川 柊太154
NO.5森 唯斗154

この年の1位も159キロで4年連続でサファテ投手が獲得。4月2日の千葉ロッテ戦でマーク・クルーン投手の通算177セーブを抜き、外国人投手の最多セーブ記録を更新。またこの年の安定感は半端なく、最終的には66試合登板で54セーブのNPB新記録を樹立。またこの年のセーブ失敗は1回のみであった。

2位は自己最速を+2キロ更新する156キロで岩嵜 翔投手。この年はセットアッパーとして1年間8回を任され、72試合登板し、6勝3敗40ホールド、46ホールドポイント、2セーブを記録。72試合登板と46ホールをポイントは球団新記録。またこの年平成生まれで初の最優秀中継ぎ投手を受賞し、球団年ぶりの日本一奪還へ貢献。

4位は155キロで千賀 滉大投手になります。この年は第4回WBCに出場したためにコンディションを考慮され、少し遅れてシーズンで登板。何度か背中の張りに悩まされるも出場選手登録は外れずに治療や調整を行う。結果、この年は22試合の先発登板で13勝4敗、防御率2.64と2年連続の二桁勝利を上げ、オフの契約交渉の席で、将来的なポスティングによるメジャー挑戦を直訴することとなりました。

【2018年最高球速ベスト5】

ランキング選手名球速(キロ)
NO.1スアレス159
NO.2サファテ157
NO.2バンデンハーク157
NO.4岩嵜 翔156
NO.4千賀 滉大156
NO.4石川 柊太156

この年の1位は159キロでスアレス投手になります。2017年4月のトミー・ジョン手術後のリハビリに取り組んでいましたが、8月の日本ハム戦で約2年ぶりの登板。防御率6.30と手術明けで思うような成績を残すことはできなかった。

この年の2位はサファテ投手。開幕直後に股関節の張りを訴えて登録抹消。その後アメリカに帰国し検査。同年中に戦列に復帰できず、登板6試合で1勝5セーブの記録となった。

4位は3投手いて記録は156キロです。1人目は岩嵜 翔投手です。この年は右肘に違和感を訴え、開幕直後と10月に2度手術を受ける。ケガに見舞われた年になり、登板は2試合のみだが、それでもこの記録を残している当たり、とても立派だと思います。

同じく4位は156キロで千賀 滉大投手になります。この年、育成出身史上初の開幕投手に指名されチームの勝利に貢献。その後、コンディション不安が生じるが登録抹消などで間隔を開けながら登板。結果22試合の先発登板で13勝7敗、防御率3.51との成績を残しました。

【2019年最高球速ベスト5】

ランキング選手名球速(キロ)
NO.1千賀 滉大161
NO.2甲斐野 央158
NO.2スアレス158
NO.4モイネロ156
NO.5バンデンハーク155
NO.5杉山 一樹155

この年は161キロで千賀 滉大投手が1位に輝きます。前年から5キロも球速アップさせ、2013年以来のトップへ返り咲きました。9月6日のロッテ戦では史上80人目のノーヒット・ノーランを記録するなど、シーズンを通して先発ローテを守り、26試合の先発登板で、180回1/3を投げ、13勝8敗、防御率2.79を記録しエースと認められるような一年となりました。また227奪三振で最多奪三振のタイトルに輝き、奪三振率11.33は規定投球回到達者では歴代最高を記録しました。

2018年ドラフト1位の甲斐野 央投手は、1年目の2019年開幕戦で3者連続奪三振の華々しいデビューを飾ります。以降セットアッパーを主に務め、65試合登板、2勝5敗26ホールド8セーブ・防御率4.14を記録し、チームの日本一に貢献した。またオフの11月に開催された第2回プレミア12の日本代表に選出され、同大会でも5試合で無安打無失点と好投し、日本の優勝に貢献。

【2020年最高球速ベスト5】

ランキング選手名球速(キロ)
NO.1千賀 滉大161
NO.2モイネロ158
NO.3杉山 一樹157
NO.4古谷 優人156
NO.5ムーア154
NO.5松本 裕樹154
NO.5バンデンハーク154
NO.5岩嵜 翔154

この年も161キロで千賀 滉大投手が1位に輝いています。自主トレ期間中に右ふくらはぎの違和感で別メニューで調整、コロナウイルスの影響で開幕延期でスタートしますが、終わってみると、最多勝・最多奪三振・最優秀防御率のタイトルを獲得し投手3冠を手にしました。

2位は158キロでモイネロ投手になります。NPB登録では左投左打となっていますが、打の方は右でも左でも両方可能。キューバー出身で、本格的に野球を始めたのは12歳の頃からであり、16歳からはキューバのU-23国内リーグでプレー。この年、50試合登板で2勝3敗1セーブ・防御率1.69、両リーグトップの38ホールドを記録。読売ジャイアンツとの日本シリーズでは4試合中3試合に登板し、計3イニングで7奪三振、無安打と完璧なピッチングでチームの日本一に貢献。

同じく5位は岩嵜 翔投手になります。2018年に受けた2度の手術の影響で、昨年の2019年はリハビリ中心になってしまったが、2020年度は17試合登板、最速154キロまで回復しており順調にきているように見える。

【2021年最高球速ベスト5】

ランキング選手名球速(キロ)
NO.1千賀 滉大160
NO.1杉山 一樹160
NO.3甲斐野 央159
NO.4モイネロ158
NO.5古谷 優人157
NO.5田中 正義157
NO.5岩嵜 翔157
NO.5スチュワート・ジュニア157

この年も球速王は160キロで千賀 滉大投手で、3年連続で1位を獲得。この年は故障の影響で規定投球回数には届かなかったが、13試合の先発登板で、10勝3敗・防御率2.66を記録。これで6年連続となる2桁勝利を達成。

同じく5位は岩嵜 翔投手。一時クローザーを任せられるなど48試合に登板し、2勝5敗6セーブ、防御率4.17の成績を収める。この年の最速は157キロで自己最速を1キロ更新する。2018年に経験した2度の手術を乗り越え、自己最速を更新するにあたり、尋常でない努力と覚悟が垣間見れる。この年の12月に中日ドラゴンズへ移籍することが決定。

【2022年最高球速ベスト5】

ランキング選手名球速(キロ)
NO.1千賀 滉大164
NO.2甲斐野 央160
NO.3モイネロ157
NO.3レイ157
NO.5藤井 皓哉156
NO.5泉 圭輔156
NO.5杉山 一樹156

この年の1位も千賀 滉大投手で、これで4年連続。記録は164キロと自己最速を3キロも更新。22試合の先発登板で11勝6敗・防御率はリーグ2位の1.94を記録。この年に取得した海外FA権を行使してメジャーリーグへ挑戦。

【2023年最高球速ベスト5】

ランキング選手名球速(キロ)
NO.1甲斐野 央160
NO.1スチュワート・ジュニア160
NO.3オスナ158
NO.4モイネロ157
NO.5藤井 皓哉156
NO.5松本 裕樹156
NO.5津森 宥紀156

この年の1位は甲斐野 央投手で160キロになります。開幕直後は登録抹消されるなど、不安定な場面も多かったが、5月13日に一軍昇格を果たすと、シーズン終了まで一軍に帯同し、46試合登板、3勝1敗8ホールド2セーブ・防御率2.53を記録。東洋大学時代の話だが、4年次に投球解析を行ったところ、投じたボールの毎分回転数が2400回以上に達することが判明。この回転数はMLB投手の平均値(毎分2263回転)を上回る記録とのこと。

【2024年最高球速ベスト5】

ランキング選手名球速(キロ)
NO.1スチュワート・ジュニア159
NO.1松本 裕樹159
NO.3杉山 一樹158
NO.3尾形 崇斗158
NO.5ヘルナンデス157
NO.5オスナ157

この年の1位はスチュワート・ジュニア投手になります。野球以外にもゴルフが得意で、ベストスコアは18ホールを60台で、プロゴルファーを目指すことも検討されるほどの実力。またストレートの最高回転数は2700rpmと力強さが武器。2024年は20試合に先発、9勝4敗・防御率1.95と安定した成績を残し、4年ぶりのリーグ優勝を支えた。

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